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なぜ、いま台湾なのか?【人種的側面後編】

更新日時:2011-12-31 (土) カテゴリ:なぜ、いま台湾なのか? タグ:なぜ、いま台湾なのか
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なぜ、いま台湾なのか?の人種的側面の後編です。

台湾の言語は中国と同じ北京語です。

 

文字は北京の簡体字とは違い、繁体字を使いますが

発音はほとんど一緒ですので、言葉の意思疎通ができます。

台湾を国家として例えると、中国語を母国語としている国は台湾と中国のみなのです。

その事もあり、台湾は中国でのビジネス展開が非常にスムーズに行えます。

 

中国の企業別輸出金額ランキングをみると

 

ベスト10社中、実は台湾企業が4社を占めます。

 

PCメーカーの中国子会社など台湾系企業が多く顔を出しているのです。

輸出金額ランキング上位100社のうち、台湾系企業の構成比は金額ベースで4割に達します。

参考ページ:大和総研リサーチ

弊社のホームページでも要約して読みやすく書いています。

リーマンショック後世界最速の景気回復を遂げた台湾

 

では日本はどうか。

 

歴史的背景から、中国から日本は忌み嫌われる存在です。

ビジネス面でもそういった背景が色濃く影響してきます。

また言葉の壁や文化の違いも大きくあり、意思疎通が困難です。

中国市場!中国ビジネス!と世間では騒がれていますが、

実際の所その成功率は高くありません。

 

偶然といいますか、

私が本格的に台湾に移ったのが昨年の9月なのですが

その翌月の東洋経済新聞の表紙がこれでした。

 

実際にデータとして出ています。

みずほフィナンシャルグループの関係者は

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本企業と台湾企業が合弁で中国進出する場合、

日本企業が単独で進出するより生存率が10%高まると指摘した。

これは、2日に経済部投資処と同グループが共同で開催した

「台日企業結盟策略説明会」での発言。

台湾と中国のECFA(両岸経済協議)締結後、日本企業の間で台湾企業との提携を通じての

中国進出に対する関心が高まっている。

それによると、2005年において台湾と日本の合弁による中国進出の生存率は88.2%だが、
日本企業の単独での進出の場合は79.8%にとどまっている

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10%の違い。

そのほとんどが、「コミュニケーション面」だと私は痛感しています。

 

簡単に説明を

社員が仕事しないから、といって日本人が怒ると喧嘩になります。

そこに台湾人が責任者として入る事でコミュニケーションが発生し、全体が引き締まるのです。

台湾人は要領がよく商売気質が高いです。

決める時には前に出て周りをまとめるパワフルさがあります。

 

中国(アジア)展開をするにあたって台湾がそのハブとして選ばれ始めています。

その理由はいま説明した言語(コミュニケーション)だけでなく、この後に説明する

政治的側面

にも大きく影響してきます。

 

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なぜ、いま台湾なのか?

1.人種的側面

2.環境的側面

3.政治的側面

4.技術的側面

 

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