日台カスタム便利商店【台湾と日本のコンビニ】
Meetsにありそうな記事タイトルになってしまいました。笑
台湾移民生活も間も無く、プリンタが無い頃の話。
日本に郵送しないといけない大事な書類がありました。
そこで困ったときのコンビニです。
弊社の周りは師範大学のすぐ近くにあるため、学生のアルバイトが多く。
なので皆さん知識も豊富。
「なんとかなるさで」、マイクロSDを片手に近くのセブンイレブンに行ってみた。
「プ、プリントアウトがしたいんですけど、ドコデできますか?(片言の中国語)」
すると店員:「這裡~!」(チャーリーと読む)
「・・・え?チャーリー?」
チャーリー浜が一瞬頭に浮かぶも、意味を理解。
【意味:ここ(here)】
『あ、日本と一緒でコンビニでできるんだ。』
ということで、操作法が分からないので、店員にいちいち尋ねながらプリントアウトに挑戦!
ちなみに台湾のコンビニでのプリントアウトは日本にもあるような電子端末(ibon)と
全て連動しており、そこから操作します。
中央の黄色の部分に各種外部メモリが挿入可能。
そして隣のプリンタと連動してます。
「列印」をタッチパネルで選択して印刷メニューへ
次に、外部メモリを入れてください、と。
左から、スマートメディア、miniSD、XD、SD/MMC
コンパクトフラッシュ、USBと並んでます。
そして印刷したいファイルを選択して、
印刷設定に進みます。
ちなみに料金は、モノクロで3NT$(台湾元)日本円で7円くらい。
印刷枚数などを決定すればプリント開始。
プリントが完了したら、出てくるレシートをレジに持っていって精算。
という具合。
この後払い制度にはちょっとびっくり。
「これは・・・」
治安がいい台湾ならではですね。
利便性を求めた結果なのか。
そしてもっと驚いたのは、プリント作業をする作業の工程で
オンラインストレージにログインしてプリントアウトができるそう。
すげぇ!
とテンションがあがって思わず写真を撮り忘れる。
調べてみると、日本でもリリースしてるみたいです。
※同じセブンイレブン
どんどん便利になるなー
ってことでibonに興味津々。
で、他にも色々調べてみる。
台湾の通販業界の荷物の受取りですが。
実は約50%がコンビニ受け取りなんです。
その理由は、共働きが多いのが一番です。
台湾の女性は非常に働き者で、結婚してもほとんどの方が働きに出ます。
産休期間などもありますが2ヶ月ほど休むと、すぐ仕事をし始めます。
日本の男性が台湾の女性と結婚すると尻に敷かれる、とよく聞きますが
「なるほど」
と納得させられる出来事がよくあります。笑
そういった理由もあって、台湾はコンビニ密集率が非常に高く、同じ視界に
3.4店舗あることもしばしばです。
その他にもibonを使って商品も買えますし、翌日にはコンビニに届くそうです。
MyCardと呼ばれる電子マネーや、コンサートのチケットなども購入可能です。
台湾はオンラインゲームが盛んですので電子マネーの種類は豊富です。
台湾のコンビニは生活者にとってなくてはならないハブ的な要素。
それが日本以上に強いです。
例えば、政府指定のゴミ袋もコンビニで買えたり、
挽きたてのコーヒーや紅茶が飲めるCityCafeというサービスが全店舗にあります。
これは5年ほど前にスタートしたサービスらしく。
「どやって流行ったの?」「最初は認知されるの大変だったんじゃない?」
っと台湾人に聞くと。
なにやらCMに有名人を起用してうまくプロモーションしたそうです。
写真下にある、ホットチョコレートミルクやロイヤルミルクティー
抹茶ティーなどもあり、種類も豊富です。
しかもキャンペーン中は同じ物を2つ頼むと2つめは半額。
このCityCafeのフェイスブックページが非常にうまく運営されてるのですが
長くなるのでまた後ほど。
CityCafeのCM
DVDなども販売しており、日本と変わりない豊富な品揃え。
下の方にガンダムの文字が。笑
雑誌コーナーでは日本でも人気のおまけ付きのものや
ViviやCancanなど馴染みのものも見かけます。
関東煮、これは日本でいうおでんです。
九州鶏豚骨濃湯と。ここでも日本ブランドが。
関東煮は日本のイメージを強くだしたCMも多いです。
そしてお芋。笑
また台湾のセブンイレブンには日本には無い(少ない?)
セルフフードのようなエリアが存在します。
肉まんなどもあり、写真手前の機械ではホットドッグも作れます(パンは下段に別売り)
中高生など学生の間で人気なのがこちら。
台湾のコンビニでは購入金額に合わせて、ポイントシールが貰えます。
そのポイントに応じて漏れ無く商品がもらえるというもの。
10ポイント集めたらプラス69元(約160円)で商品が貰えます。
そして30ポイント集めたら無料!
これがすごく人気で、定期的に商品を変えて開催されています。
台湾セブンイレブンは統一グループとの合弁で成り立っており。
「統一セブンイレブン・ライオンズ」という自社球団を持つほど大きな企業です。
このように、ただ日本を真似るのではなく
国や地域の生活者の需要を汲み取った独自の商品展開が上手く。
そういったコンセプトのサービスは、このような日常的な所でたくさん見られます。
今日の一枚
台湾はタピオカミルクティーや台湾フルーツを使った
フレッシュジュースの店をよく見かけるのですが
101近くの夜市で見つけました「チェックINしてくれたら割引システム」
打卡というのがチェックINのことで5元(13円)割引してくれるそう。
商品単価が30元(75円)前後で5元(13円)割引。
おばちゃん太っ腹!
この国ではそれだけfacebookが重要。ってことで終了です。

